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【 2013/10/13】セールスタイムマネジメントへの思い

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こんにちは。

温浴業界最強の経営コンサルタント サウナ王こと太田広です。

 

せっかく経営者が改革をしようとして、何か新しいことをやろうとすると、社員やスタッフは反対することが多い。

 

多くの場合、経営者と従業員とのコミュニケーション不足が根底にあることは否定できないが、それ以上に根が深いのは「人は楽をする生き物」だということである。

 

人は昨日と同じことを今日もやり、今日と同じことを明日もやり、明日と同じことを明後日もやりたいのだ。

 

そのような人々と改革を進めるのは非常に難しいことである。

 

だが、人にはそのような怠惰な一面がある一方、自分の好きなこと、誰かのため(助け)になること、それしか活路が無いと判断した時などには金銭に多寡に関係なく、一所懸命に打ち込むものであるが、そのような状況ではなくても、スイッチが入りすれば人を動かすことができるのである。

 

ではどのようにスイッチを入れるかというと、私の経験則からいえば、その人の想定範囲を大きく超えることである。

 

例えば、私がよくやるのが、飲食メニューの中から売れていない商品を選び、その味をまったく変えずに今までの3倍販売するのである。

 

売れていない商品で、味もまったく変えていないのに、短期間で3倍売ると、ほとんどのスタッフが驚くこととなる。

 

それを2回連続で行うのだ。

 

そうすると、ほとんどのスタッフは、魔法にかけられた状態となるのだ。

 

 

 

10月なのに観測史上初の猛暑日を記録するなど、異例の暑い10月となっているが、温泉・温浴業界にとっては好ましくない状況といえる。

 

温浴業界にとってお客様の集客を考えるのであれば、真冬が最も売上が上がり、次に真夏が良いとされているが、今回の異常気象は真夏というわけでもなく、中途半端な状況が続いているため、通常の秋季よりも足が遠のいている。

 

このままこのような中途半端な気候が続くとは思えないが、温浴業界にとってはマイナス要因である。

 

本来、このような気象状況には、すぐにでも対処しなければ前年割れが確実となるにも関わらず、温浴業界では手をこまねいているように思える。

 

理由を考えると、温浴業界自体がぬるま湯に浸かり、経営者が鋭敏な感覚を失い、判断力、決断力が低下しているからなのではないかと思えてならない。

 

ところで、話は変わるが、スーパーマーケットでは、天気や温度の即応して、マーチャンダイジングを変えている。

 

実はスーパーマーケットの場合、温度が1℃変化するだけで、仕入を変更し、棚替えを行ったり、タイムセール商品を変更したりするなど、敏感に対応している店舗もあるくらいである。

 

さらにスーパーマーケットの中には、1時間当たりの予算売上達成に向けたマネジメントをしている店舗も存在する。

 

私はこれら他業界の素晴らしい取り組みを温浴業界でも取り入れたいと願い啓蒙活動を続けてきたが、これがなかなか難しい。

 

私は個人の生産性向上におけるタイムマネジメントと区別する意味で、店舗における一時間単位での予算達成に向けたタイムマネジメントをセールスタイムマネジメントと命名し、10数年前から温浴業界に提唱してきた。

 

だが、残念ながら完璧に出来ている温浴施設はいまだ存在していない。

 

理由は

1.スーパーマーケットよりも温浴施設の方が、部門が多岐にわたるため。

 

2.状況の変化を感じ取る鋭敏な感覚、変化に即応する行動力、オペレーション力、忍耐力、強い指揮統率力のある現場運営責任者の存在が不可欠なため。

 

3.天気、温度変化等に対するマーチャンダイジング等がシステム化されていないため。

 

4.スーパーマーケットは鮮度第一なので、その日のうちに売切るという意志が店舗全体に流れ、一日一日が勝負という思いで戦っているが、温浴施設にはその意識が欠落しているため。

 

などが考えられる。

 

私は、「温浴業界は水商売、どんぶり勘定の商売」と言われるのがイヤで、月間だけではなく、日別予算、さらには時間帯別予算制を提唱してきた。

 

そして、その時間帯別予算をクリアするためのマネジメント手法が、私が提唱しているセールスタイムマネジメントであり、その具体的な施策を提示してきた。

 

だが、残念なことに思うようには進んでいない。

 

我がクライアントは前年を超え続ける施設ばかりである。

 

クライアントの中には驚異的なV字回復をしたり、5年連続で前年比をクリアしていたり、過去最高客数、過去最高売上を達成している温浴施設も多数存在し、さらには温浴業界では「神の領域」といわれる前年比150%という施設も存在する。

 

それら勝ち組ですら、難しい取り組みであるセールスタイムマネジメントの導入に、私はこれからも取り組んでいきたいと考えている。

 

株式会社 楽楽ホールディングス 太田広(サウナ王)

045-324-4137

 

それでは、サウナ、スーパー銭湯、健康ランド、日帰り温泉、銭湯、温泉旅館、カプセルホテル、温浴付ビジネスホテル、スパリゾート、スパ付フィットネスクラブ、岩盤浴施設のみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!

 

サウナ王が応援します!

 

温浴・温泉ビジネス 経営コンサルタント 太田広

 

https://www.rakurakuhd.co.jp/

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