こんにちは。
温浴業界最強の経営コンサルタント サウナ王こと太田広です。
人件費が高い。
会議などでよく聞くフレーズだが、そもそも何を基準に高いという話なのだろうか?
先日も、某温浴施設の社長とお会いした際にうちは人件費が高くてどうすれば下げられるのか知りたいとのことであったが、ヒアリングしてみると、そもそも予算を立てていない。
私はいつも疑問に思う。
なぜなら、まともな人件費予算を立ててもいないのに「高い」と言っているからである。
年間の人件費予算、月間の人件費予算、日別の人件費予算、時間帯別の人件費予算、これらを緻密に組み上げて、はじめて「高い」かについて論じることができると私は思っている。
そもそも、人件費予算は売上予測、客数予測を基準に作成されるもので、売上予測、客数予測が現実と乖離し...
こんにちは、サウナ王です。
ある温浴施設のレストランの話しである。
そこでは2人のスタッフが接客をしていた。
スタッフの動きを見ていると、おもしろい動きをしていた。
例えば、お客様がお帰りになったあと、後片付けをするわけだが、まず食器類を厨房に運んで行った。
その後、戻ってきて急須や茶碗などを厨房に運んで行った。
その後、また戻ってきてテーブルを拭いたのである。
もう一人のスタッフも、ほぼ同様の動きをしている。
お客様は3組しかおらず、けっして混んでいるわけでもないし、オーダーが立て込んでいるわけではない。
時間も15時を過ぎていたし、テーブルの食器も、一回ですべて下げられる程度の数である。
なぜ、このようなことをしているのだろうか?
一般的なレストラ...
こんにちは、サウナ王です。
ご支援しているサウナ施設の業績が大幅回復している。
ご支援を始めて1年が過ぎたが、売上前年比で99%、客数前年比で140%、経費前年比40%削減という驚異的な成績である。
震災時の3月度の前年比30%以上のマイナスや、その後も続いたお客様の心理的影響がなければ、確実に前年売上は超えていたであろう。
この1年、入浴料割引や入浴料とビールセット割安プラン、各種イベント企画など、お得感覚を植え付けることで、客数は大幅にアップした。
客単価は下がったが、震災の影響が無ければ前年売上は確実に超えていた。
実は、やったことといえば企画を考え、それを新規客獲得に向け、経費のかからない販促のみ行っただけで、コストのかかる販促は一切行っていないのである。
にもかかわらず...
こんにちは、サウナ王です。
東北地方太平洋沖地震から2週間以上が経過しました。
この度、犠牲となられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
今、東北、関東の温泉・温浴施設では未曽有の危機を迎えています。
計画停電の地域ではほとんどの温浴施設が前年売上の5割程度にまで落ち込んでいます。
今の温浴施設経営者、温浴ビジネスの関係者の課題は資金繰りです。
売上が半減しているにも関わらず、コストはほとんど変わりません。
お風呂を焚くためのコストは震災前とまったく同じです。
人件費も店を開ける以上、必要最低限の人経費はかならずかかります。
消耗品は客数に応じて減りますが、一番かかるエネルギーコストは変わりませんし、人件費も削減するにも限度があります。
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