こんにちは。
温浴業界最強の経営コンサルタント サウナ王こと太田広です。
人件費が高い。
会議などでよく聞くフレーズだが、そもそも何を基準に高いという話なのだろうか?
先日も、某温浴施設の社長とお会いした際にうちは人件費が高くてどうすれば下げられるのか知りたいとのことであったが、ヒアリングしてみると、そもそも予算を立てていない。
私はいつも疑問に思う。
なぜなら、まともな人件費予算を立ててもいないのに「高い」と言っているからである。
年間の人件費予算、月間の人件費予算、日別の人件費予算、時間帯別の人件費予算、これらを緻密に組み上げて、はじめて「高い」かについて論じることができると私は思っている。
そもそも、人件費予算は売上予測、客数予測を基準に作成されるもので、売上予測、客数予測が現実と乖離し...
こんにちは。
温浴業界最強のコンサルタント サウナ王こと太田広です。
スタッフに、「お客様が御来店した際にする挨拶といえば?」と聞くと、ほぼ全員が「いらっしゃいませ」という。
どこの温浴施設でも、もちろん、温浴施設以外の商業施設でも、普通は「いらっしゃいませ」だと思われるが、私は「いらっしゃいませ」は言わない方が良いと考えている。
何故なら、「いらっしゃいませ」と言われたお客様は自分が言われたとは思わないし、挨拶に対して何とも思わないからである。
これでは客数・売上アップに対し、何の効果も期待できない。
私がおススメしているのは、「いらっしゃいませ」ではなく、お客様の目を見て「こんにちは」や「お早うございます」、「こんばんは」などの挨拶である。
理由は、スタッフが「いらっしゃいませ」と言っても、お客様は何も...
こんにちは、サウナ王です。
温浴業界では施設内のレストランやマッサージ部門を附帯部門と呼んでいる。
温浴部門に附帯する部門という意味で使われているが、その温浴施設内のレストランやマッサージ、売店が、一般的なレストランやマッサージ店と比べ運営レベルが低いと思われている。
理由は附帯部門が入浴部門の集客に頼り切っているから。
そのため、近隣のレストランやマッサージ専門店にお客様を取られているのである。
マッサージ業界では60分2,980円などの価格破壊が起きているため、熾烈な競争を生き抜くために接客力や技術力を上げ、店内の意匠・演出に拘り、イベント・プレゼントサービスに知恵を絞るなど、日々努力し戦っている。
温浴施設のマッサージ部門はそれとは違う。
「今日は風呂のお客さんが少なかった...
こんにちは、サウナ王です。
今日は確実に売上が上がる方法をお教えしたいと思う。
それはお客様へのご挨拶の後に、一言付け加えることである。
これを実践し続けることで、確実に売上が上がる。
例えば、
●「いらっしゃいませ」の後に「お早うございます」
●「いらっしゃいませ」の後に「こんにちは」
●「こんにちは」の後に「今日の湯加減も丁度良いですよ」
●「ありがとうございました」の後に「またのお越しをお待ちしております」
●「ありがとうございました」の後に「お気をつけてお帰りくださいませ」
●「お早うございます」の後に「今日は天気が良いですね」
●「いらっしゃいませ」の後に「本日のランチは自家製の唐揚げ定食です。美味しいですよ」
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こんにちは、サウナ王です。
ご支援しているサウナ施設の業績が大幅回復している。
ご支援を始めて1年が過ぎたが、売上前年比で99%、客数前年比で140%、経費前年比40%削減という驚異的な成績である。
震災時の3月度の前年比30%以上のマイナスや、その後も続いたお客様の心理的影響がなければ、確実に前年売上は超えていたであろう。
この1年、入浴料割引や入浴料とビールセット割安プラン、各種イベント企画など、お得感覚を植え付けることで、客数は大幅にアップした。
客単価は下がったが、震災の影響が無ければ前年売上は確実に超えていた。
実は、やったことといえば企画を考え、それを新規客獲得に向け、経費のかからない販促のみ行っただけで、コストのかかる販促は一切行っていないのである。
にもかかわらず...
こんにちは、サウナ王です。
先日、ある温浴施設の社長さんから、「清掃を強化したら売上が伸び始めた」という話しがあった。
その通りである。
皆さんはご存じだろうか?
清潔度を上げれば上げるほど、売上が上がることを。
こんな言い方は非常に失礼だが、お客様はバカではない。
お客様は施設側の見えない努力を感じるものである。
その結果、何だかよく分からないけど、ここは落ち着く、居心地が良いといった『空間の心地良さ』に繋がり、最終的には売上が上げるのである。
某ホテルでは新入社員研修の最初にトイレ清掃を行っている。
そして、トイレ清掃のあとに便器の中の水を飲ませるそうである。
ようは自分で飲めるぐらい綺麗にしろということなのだ。
私は温浴施設に行くと必ずやることがある。
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こんにちは、サウナ王です。
東北地方太平洋沖地震から2週間以上が経過しました。
この度、犠牲となられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
今、東北、関東の温泉・温浴施設では未曽有の危機を迎えています。
計画停電の地域ではほとんどの温浴施設が前年売上の5割程度にまで落ち込んでいます。
今の温浴施設経営者、温浴ビジネスの関係者の課題は資金繰りです。
売上が半減しているにも関わらず、コストはほとんど変わりません。
お風呂を焚くためのコストは震災前とまったく同じです。
人件費も店を開ける以上、必要最低限の人経費はかならずかかります。
消耗品は客数に応じて減りますが、一番かかるエネルギーコストは変わりませんし、人件費も削減するにも限度があります。
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