こんにちは。
温浴業界最強のコンサルタント サウナ王です。
昨日の日経に料理人の陳建一氏のコメントが掲載されていたので、御紹介したいと思う。
陳氏のレストランではミスをフォローし合えるよう、段取りや情報の共有、チェックなどを徹底しているという。
例えば、後輩が蒸し料理を皿に盛り付ける場合、先輩は「ちゃんと皿に入れたか?」と聞いて、後輩から「入れました」という返事をもらわなくてはいけないそうである。
忘れてしまう恐れがあるから「入れとけよ」では絶対に駄目とのこと。
なぜ、このように確認を徹底するようになったかというと、陳氏の失敗した経験からだとのこと。
あるイベントで350人分の料理を作っているとき、1人1匹アユ料理を出すことになっていたそうだが、料理中に食材のアユが250匹しか無いことがわかった。
実は陳氏は準備段階でアユを見たときに「数が少ないんじゃないか」と思っていた。
そこで、周りのスタッフ数人に聞くと、全員が「数えて確認しました」というので、それを信じ込んだとのこと。
しかし、誰も実際には数えていなかった。
みんな、「おまえ数えとけよ」と後輩に丸投げし、見習いが数え忘れたということが判明。
それ以来、確認は徹底しているとのこと。
実はこの体験から得られた教訓は非常に重要なことで、すべての業種業態に相通ずることなのだ。
我々は部下に言いっ放し、任せっぱなしではダメで、必ず確認を要する。
良い店、強い店は報連絡相だけではなく、上司、先輩の確認がきちんと出来ているのである。
年初にあたって、スタッフ全員に徹底していただきたい重要項目の一つである。
株式会社 楽楽ホールディングス 太田広(サウナ王)
045-324-4137
それではみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!
サウナ王が応援します!
温浴・温泉ビジネス コンサルタント 太田広