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【 2011/03/22】東北地方太平洋沖地震の温浴施設への影響

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 こんにちは、サウナ王です。

 

はじめに、この度、東北地方太平洋沖地震の犠牲となられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被災された方々、御怪我をされた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

また、災害復興に尽力されている関係者の皆様の活動を心より応援しております。

 

 

今回の震災は東北だけではなく、関東の温浴施設にも甚大な被害をもたらしています。

 

震災後、10日が経ちましたが、未だ営業を再開していない温浴施設もあります。

 

また、計画停電により、営業時間の変更を余儀なくされ、売上が前年比30%~50%程度にまで落ち込んだ施設が多数存在します。

 

万が一、計画停電が断続的に年末まで続くようなことになれば、倒産、廃業する温浴施設が後を絶たなくなる懼れがあります。

 

すでに廃業を決めた施設も実在します。

 

 このままでは東北、関東の温浴施設は非常に危険な状況に陥る可能性があります。

 

この未曽有の危機から脱出するためにすべきことは何か、この問いを、すべての温浴施設経営者が一生懸命考えています。

 

しかし、まだ結論は出ていません。

 

 

私は阪神大震災の被災者です。

 

当時、私の住んでいた長田区は一面焼け野原になりました。

 

そんな中、震災から約一ヶ月ほど経ったころ、被災者のために無料開放した温泉施設がありました。

 

当時、約2万人近い神戸市民がこの温泉施設の恩恵を受け、精神的にも肉体的にも元気を取り戻すことができました。

 

その温泉施設には、約1ヶ月ぶりに温かい温泉に入った被災者の方々から、「気持ちが明るくなった」、「元気が出た」など、たくさんの笑顔と感謝の言葉が寄せられました。

 

その時、その温泉施設の責任者の方は『この温泉事業という仕事は人としての基本の喜びを分かち合える』という事を改めて実感したそうです。

 

 

無料開放をした後、この温泉施設は温泉に入ったことがない人も含め、多くの神戸市民の知るところとなりました。

 

そして、無料開放終了後も、お客様は増え続け、震災前をはるかに凌ぐお客様が日々その温泉施設を訪れるようになりました。

 

人は、困った時や苦しい時に助けてくれた恩義を忘れることは決してありません!

 

私は勇気ある決断を下したこの温泉施設の経営者に敬意を表すとともに、神戸市民に元気を与えてくれたことにとても感謝しています。

 

この施設は16年経った今でも、私のお気に入りの温泉施設です。

 

そして、その温泉施設は今では私の大切なクライアントでもあります。

 

 

今、被災者の方々は、精神的にも肉体的にもとても辛い状態にもかかわらず頑張って生きておられます。

 

我々温浴業界の関係者も、この試練を乗り越えられるように、元気を出して、頑張りましょう!

 

 

それではみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!

サウナ王が応援します!

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